サイコロの主題による家 / 1973

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データ

所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町
主要用途:別荘
敷地面積:431.88m2
建築面積:47.61m2
延床面積:95.22m2
階数:地上2階
構造:木造,一部鉄筋コンクリート造(柱脚,1階スラブ)
掲載誌:新建築7402/JA7406,7606/都市住宅7312/L'Architecture d'Aujourd'hui 1977,10,11
設計担当:山本明,吉村實

 建築のファサードは仮面なのであり、都市はまさに、さまざまな仮面の集合体ともいえよう。この家では、サイコロという仮面を家にかぶせたわけであり、そのことによって「家」は新たな転回を始める。
 また、サイコロはそれ自体で立方体のイメージを持っているわけだが、建築の形象を語るための理由を含んでいる。つまり、サイコロの目それ自体は数を表す単純な記号にしかすぎないが、それが建築の形象となった場合、諸々の空間的な意味が生起されてくる。ここでは、1の目がトップライト、2、3、4、5の目が窓、6の目が柱といったように、サイコロの目に順応しながら建築の構成を取っている。

data

House Like a Die(1973)

Location:Shizuoka,Japan
Main use:Villa
Site area:431.88m2
Builbing area:47.61m2
Total floor area:95.22m2
number of stories:2stories
Structure:Wooden,partially RC