アップテル塩原 / 1976

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データ

所在地:栃木県塩谷郡塩原町
主要用途:宿泊施設
敷地面積:4,482.00m2
建築面積:410.50m2
延床面積:388.30m2
階数:地上2階
構造:木造,一部鉄筋コンクリート造
掲載誌:新建築7703/JA7706
設計担当:谷口和豊,宗田良雄,桜井悦夫

 敷地の形状が複雑であり、かつ25~30度の傾斜があるため、建築は西に面した斜面に沿って南北に延びる配置となっている。自然の地形を考慮し、L字型の鉄筋コンクリートによる床を2段、地形に沿うように配置し、これに木造の屋根をのせる架構方式になっている。
 建築を地形に対応させようとすれば、当然軸組が複雑になることが予想されるのだが、ここでは桁行2,700mmに対して450mmおよび900mmの水平方向のズレを与え、また、登梁勾配を2/3として寸法の整理を行いながら軸組の単純化を図り、地形に対応している。
 曲線を持った壁や屋根は、それはこの地形と呼応しながら、四季それぞれの風景の中に溶け込んでいるように思える。

data

Pension-Style Hotel at Shiobara(1976)

Location:TochigiPref,Japan
Main use:Hotel
Site area:4,482.00m2
Builbing area:410.50m2
Total floor area:388.30m2
number of stories:2stories
Structure:WOOD,partially RC